受け口

ここでは、受け口になる原因や治し方・療法について詳しく解説していきます。

受け口になる原因

受け口のイラスト

受け口は、歯科医療では「下顎前突(かがくぜんとつ)」と呼ばれる症状の一つです。

上下の歯を噛み合わせた時に、上の前歯よりも下の前歯が出すぎている状態を指します。受け口になると物をしっかり噛めないですし発音障害の原因にもなりますから、できれば早めに治療することがおすすめです。

受け口の原因は、幼少期に上あごが十分に発達できなかったことが大きいようです。その一方で下あごだけが大きく成長してしまったことが原因とされています。

具体的な原因としては下記のようなものがあります。

●口呼吸などのクセ

口呼吸の人は鼻や鼻の空洞がうまく機能しておらず、鼻の骨と一体化している上あごが小さくなり、受け口になってしまうことがあるようです。また、口呼吸する際に舌の位置が下がるため、下あごを前に押し出す力が働いてしまうことも原因になります。

●遺伝

受け口は遺伝的要素の強い症状といわれています。骨の形や発達の具合など、親に似た特徴を受け継ぎやすいため、親が受け口の場合は子供に遺伝する可能性もあります。

●噛み合わせの悪さ

上の前歯が内側に、下の前歯が外側に傾斜している場合、骨格バランスに問題がなくても歯の萌出方向が原因で受け口になってしまうことがあるようです、この場合、早期に受け口を改善することであごの成長のバランスを整えることが可能です。

受け口の治し方・治療法について

受け口をそのままにしておくと、咀嚼障害や嚥下障害、発音(特にサ行・タ行)がしにくいといった弊害が出てきます。治し方としては、やはり矯正治療が一般的です。

特に6歳~10歳くらいの永久歯が数本生えてきたころに矯正してしまうのが良いようです(早期に気づいた場合、3歳くらいから治療可能)。

子供の治療の場合は、「ムーシールド」という舌を上に持ち上げるマウスピースや、T4K(歯並びと筋肉を整える装置)、上あごを広げる拡大装置などを使用した治療で対処します。子供の頃の治療であれば、開始から2年程度までは一時的に治療を行い、その後必要があればブラケットを使った矯正を行います。費用は25~40万円程度が目安です。

大人になってからの治療の場合は、全体的な矯正治療を約2年程度かけて行います(費用は60万円~80万円程度が目安)。

ただし、あまりにも下あごが大きく発達してしまった場合は、外科的矯正治療であごの骨を動かしたり、下あごの骨を削る手術などで対応しなければいけないケースもあるようです。外科的治療を伴う場合は、1週間程度の入院が必要ですし、治療期間も3~4年かかります。

受け口の治療は、できるだけ早期に行うことが理想です。

歯列矯正診断チャート

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