前歯が噛み合わない・噛み合わせが深い

ここでは、噛み合わせが悪くなる、および噛み合わせが深くなる原因や治し方・療法について詳しく解説します。

前歯がかみ合わない、噛み合わせが深くなる原因

前歯だけが噛み合わない状態を「開咬」といい、通常の噛み合わせよりも前歯が深く噛み合っている状態のことを「過蓋咬合(かがいこうごう)」といいます。通常、上の前歯と下の前歯は1~1.5ミリ程度重なっているのですが、過蓋咬合になると、上の前歯が下の前歯を1センチ以上覆ってしまいます。

それぞれの症状の原因は下記のようなものがあります。

開咬の原因

前歯_かみ合わせのイラスト

●幼少期のクセ
指しゃぶり・舌を歯で軽く噛むクセ・頬杖をつくなどのクセが原因で徐々に歯が動いてしまい、開咬になることがあります。

●遺伝
親のあごの形が特徴的である場合は、遺伝が原因と考えられます。

●呼吸器系の疾患
鼻炎や蓄膿症などで鼻が詰まると口呼吸するクセがついてしまいます。口呼吸ばかりしていると唇や口腔内の筋肉がうまく発達せず、開咬になることがあります。

過蓋咬合の原因

かみ合わせ_悪いのイラスト

●遺伝
親のあごの骨や歯の大きさが遺伝したことで起こる過蓋咬合があります。

●顎の骨の発達が不十分・アンバランス
下あごの成長不良、上あごの過剰成長も原因の一つとなります。

●前歯の過剰な萌出、奥歯の萌出不足

●指しゃぶりや舌のクセ、口呼吸

●鼻の病気によるもの

開咬にしても過蓋咬合にしても、噛み合わせの悪さは、嚥下障害や咀嚼障害、発音障害、口腔内の健康維持が困難になるなど多数の弊害を招きます。
特に過蓋咬合が酷くなると、下の前歯で上の歯茎を噛んでしまい歯茎の痛みや出血・骨吸収が起こることもあるため、早期に治療することが望ましい症状です。

噛み合わせの問題の治し方について

開咬や過蓋咬合の治し方は、全体矯正・部分矯正での治療が主流です。矯正装置を使って歯を正しい位置に動かせば、歯並びもキレイに整い顔全体の見た目も良くなります。

5歳以下の永久歯が生えていない段階で治療をはじめるのなら、あごの発育がバランスよくなるように一時的に矯正装置を使って悪い癖をなるべくやめるように誘導していきます(治療期間半年程度)

6歳~10歳くらいまでの永久歯が数本生えてきている段階で治療をする場合も、いわゆる通常の矯正装置よりも簡単な装置で矯正治療ができます(治療期間は1~1.5年程度)

永久歯に完全に生え変わった大人になってからの場合は、全体的な矯正・部分矯正などを行っていきます。

あごの成長がまだ残っている場合は、あごの発育を良好に誘導する矯正も行いますが、25歳以上の場合は、今の骨格のまま歯を移動して治療します。症状の程度にもよりますが、大人になってからの噛み合わせの矯正では抜歯の可能性も出てきます(治療期間は2~3年程度が目安)

過蓋咬合が比較的大きい場合などは、インプラント(通常の矯正以外に付加的な装置をつける)を併用することで抜歯を回避したり治療期間を短縮することも可能です。

歯列矯正診断チャート

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